あまご・いわな・にじますの薫製
中部らりんの小木曽秋晴に教わったレシピから、
何十回と試行錯誤を繰り返したものです。 段ボール箱で手軽にできます。
用意するもの
段ボール箱・クリーニング屋に出すとついてくるハンガー3個・ガムテープ・れんが2個・薫製チップ(さくら)2本・バーナー・大きいふた付きタッパ・ツマヨージ・ニッパ・アルミの針金

1.ソミュール液を前もって作っておく。
鍋に、マグカップ1杯・天塩マグカップ1杯・三温糖マグカップ2/3・味の素少々・香辛料各少々(オールスパイス・セージ・ナツメグ・白コショウ・ローリエ・タイムなど、スーパーで購入)を入れて、香辛料をなじませるため、ひと煮立ちする(写真中)。香辛料に、乾燥させておいたローリエ・タイム・セージなどの葉(写真左)があれば、それも入れるとなお良い。さまして、マグカップ3杯を加える。急ぐときは、ペットボトルに入れて水をかけてさます(写真右)
2.魚の腹を裂く。えら・血合いもきれいに取り除く。
→(真空パックにして冷凍→解凍(写真左))
→魚を蓋付きタッパに並べる(写真中)。
大きさにもよるが、段ボール1箱で約40匹。
3.さめたソミュール液に日本酒1合を加えてタッパに注ぎ、ふたをして、冷蔵庫で17時間。時々かき混ぜること。

4.洗面所の流し台で水洗いする。水を流しながら、時々かき混ぜること

5.1時間40分程で水を落とし、1匹犠牲になってもらって、フライパンで焼いて、塩の抜け具合をみる。塩辛ければ、水洗いを続ける(私の水洗いのやり方だと、1時間50分がベスト。塩辛いのだけはなんともならないので、味は薄めがよい)

6.アルミの針金で作ったS 字フックを、鼻の上から掛ける。
S字フックは、8センチ程にニッパで切って曲げて作る。
切り口は刺さりやすいように、斜めに切ること。
7.つまようじをニッパで切って、胸と腹の2箇所にはさんで、腹の中がふさがらないようにして、ガスオーブンで軽く焼く。私は260度で8分30秒くらい。焼きすぎないこと。ネットの中や新聞紙の上に並べるか、サンルームなどに吊すかして、翌朝まで放置。(猫に注意。1998年10月26日朝、猫のイッちゃんに一匹やられました!)
8.図の仕掛けで魚を掛け、さくらチップにバーナーで点火する。段ボールの上ふたをガムテープでとめていぶす。2〜3時間したらふたをとって状況を把握し、チップを追加して火力を強める。30分〜1時間毎くらいにふたをとって確認する。こんがりしてきたものだけS字フックとつまようじを外して、タッパにとる。合計4〜5時間いぶす。真ん中に吊した魚の焼きすぎに注意。

9.これでめでたく収穫となるが、この時の状態が一番おいしいので、さめたら1匹ずつサランラップに包むと、乾燥が防げる。頭も皮も食べられるが、食べないなら、おなかの方から皮をむく