2005年4月24日、今年で第二回の『あんじゃねぇGOGOinくらぶち』が開催されました。

この企画は、倉渕村の中を総距離20kmにおよぶトライアルレースを、新緑の倉渕の自然の中でのんびり走ろうよ!と、私たち倉渕村元三沢の住人である恵比根育夫氏が全国のトライアル仲間に呼びかけて実現したものです。

恵比根氏は、東京生まれで在職中は神奈川の自宅や都内での生活でずっと過ごしてきたが、幼い頃から田舎にあこがれ、いつかは田舎で暮らしたいと全国中、田舎を求めて探し回っていたそうです。そんな矢先、ひょんなことから倉渕村元三沢に縁が生まれ、定年を期に念願の田舎暮らしを元三沢で始めました。

氏は言います。

都会からそれ程遠くなく、こんなに自然が残り人々が昔ながらの生活を営んでいる処が他にあるだろうか。宮沢賢治の言うエスペラント語のイーハトーヴそのものです。
 私、生まれは東京。代々の江戸育ちです。空襲で家を失い茅ヶ崎へ。
小学生の頃、夏休みや冬休みに入ると戦前の東京でも祖父、祖母が地方出身の人が多く、学友は田舎へ遊びに行くのが大半でした。クラスで二、三名だけが行く処がなく東京中の親戚をたらい回し、その頃からいつかは田舎をと願っていました。
また、勤めも40年近く石の塊の丸の内勤め、20年以上前から60になったらなにが何でも会社をやめて田舎暮らしをと。

趣味のバイク・レースで各地を転戦しながら、地元主催者の顔なじみに紹介を受け、探しましたが望む所がなく、7年前偶然この地を知り、榛名連山を高崎、前橋、渋川、中之条と一回りしてもこんなに美しく望める処は他にありません。その上元三沢の人々の温かさは何よりもの宝です。 一目惚れでその場で決断し安住の地といたしました。

そんな思いで元三沢の住民となって地域に根付いていった海老根さん。そんな恵比根さんが元三沢に来て始めて知った方言のなかに『あんじゃねぇ』…これは案ずるなよ・心配するなよと言うときに使っていますが、恵比根さんのこころのなかに地域の人たちが、お互いを気遣う意味で使う『あんじゃねぇ』の言葉が深く染み通っていったのです。

折りしも身体の衰えを感じる年頃となり、そんな自分たちがまだ頑張れることも実感したくて、このトライアルレースはOB(55歳以上)を主体としたレース(55歳→GOGO)にしようと企画が固まっていったのです。そして生まれたのが『あんじゃねぇGOGOinくらぶち』なのです。

  

元三沢内のコースです。アップダウンの起伏の激しい中、巧みなコントロールで駆け抜けていきます。

午前11時からは倉渕村役場前の駐車場で群馬県警 機動隊による模範演技が始まりました。

  

この走行風景を見てください!こりゃ、白バイに追いかけられたら、速やかにコーサンした方が良いですね。

自転車だってこの通り! 迫真の演技です。

また、たんころ工房で作ったあんじゃねぇGOGOの看板がすごいね!

見物人一同、巧みな演技に時間の経つのも忘れて見入っていました。

来年もまた見せてね!

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