昨今、釣り場において車両荒らしが続出し、かなりの被害が出ています。
人の財産を、ましてみんなが気持ちよく鮎釣りをしている場所で踏み荒らすような行為をする輩を鮎釣り愛好者として絶対に許せません!
 そこで、どうすれば車両荒らしに狙われないか、また、狙われた場合の対処について対応を検討し、実践した結果のデータを皆さんの防犯に対する一助としてご利用していただけたら幸いです。

 本HPに公開することにより、当然?車両荒らしを業とする方も見ているであろうと予想し、手の内を総てお見せするわけではありませんのでドロボーさんにはゴメンなさい。
車上荒らしを断固として阻止すべく、また犯人を追いつめるよう、皆さんで考えていきましょう!

1・どうして車両が狙われるのでしょう?

鮎釣りをするには、かなりの金品が必要になるのは皆さんもご存じの通りです。
まず現金入りの財布やカード類。これは川の中まで持っていく人は少なく、ほとんどの人が車の中に置いていきます。
 また、目の前に川があると一秒でも早く竿を出したいため、着替えももどかしいぐらいの心理状態となります(端から見ればオバカさん以外の何者にも見えないことでしょう・笑)。
そのくらいに釣り師はワクワクとして、財布入りのズボンなどを車の中のその辺に脱ぎ捨てているのです。
 これだもの、泥棒さんにとっては大変良いお客様になりますよねぇ。

 次に鮎竿。これは安くても数万円、少し上級者向けの竿は20〜40万円もします。
またその竿は一本だけでなく、破損した場合や大小複数の河川を釣る場合を考えると複数本は持っていくことになります。竿には名前やマークが付いているのは少なく、車上荒らしにとって、どこかにたたき売っても足がつきにくく、当然これらの鮎竿もターゲットの中に入っています。

次に装飾品。タバコ入れ、ライター、高級時計などの装飾品は、川の中に入ると濡れたり、落としたりとリスクが大きいため、車の中に置いていきます。それらの小物類は決まって車のポケットなど、なくさないような場所にしまうものです。ドロボーサンにとってはまさに「いっただきまぁす!」ですね。

さらにとどめに車本体もターゲットにされます。
川などのオフロードを走破するためにRV車が釣り師の間では必需品です。鮎釣りは、昔から河原乞食と言われたぐらい携行品が多いもの。従って1メートルでもポイントに近いところまで車を持っていきたいのが心情です。
しかし河原は雑木などが生い茂り、なかなか目の届く場所に駐車スペースを見つけることは困難です。
 ドロボーサンにとってはこんな条件は願ったり叶ったり。
まして鮎釣り師は一度車から離れるとおいそれと帰ってきません。多少、手先が不器用なドロボーサンでも、解錠して盗み出す時間はたっぷりあります。
あなたのRV車は、1ヶ月後あたりは東南アジアあたりを快適に走っていることでしょう。(^^;)
そしてあなたは、盗まれたくるまのローンを払い続けていることでしょう。

盗難警報装置の試案